こどもたちを守る「タクシーこども110番」の取組みについて

2015年09月02日

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全国各地で子供達が犯罪に巻き込まれる事件が多発していることから、一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会では、平成18年4月より東京都並びに警視庁の協力を得て、子供達の安全確保を目的にタクシー車両にステッカーを貼付し、「タクシーこども110番」制度の取り組みを実施しています。

24時間走りつづけるタクシーの特性を活かし、犯罪に巻き込まれやすい「こども達」の安全を確保することに努めています。



  「タクシーこども110番」の活動内容 

事件に巻き込まれそうになった「こども」が助けを求めてきた場合、以下のような対処を迅速に行っています。

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(1)こどもの保護
・まず、「こども」をタクシー内に保護し、落ちつかせます。
・「こども」から事情を聞きます。

(2)警察への通報
・「こども」から事情を聞いた内容及び現在地等を警察に通報します。


(3)安全の確保
・警察からの指示に従い、「こども」の安全の確保に努めます。



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  「タクシーこども110番」の表示ステッカー

「タクシーこども110番」車は目印としてステッカーが車体に貼ってあります。

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  「タクシーこども110番」訓練実施活動 


また今年も東京都内の小学校にて、実際にこどもたちにに体験してもらうことを目的として「タクシーこども110番」の訓練も実施されました。


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小学生が下校中に、車から降りてきた犯人に「お母さんが車にはねられ近くの病院に運ばれたのでつれていってあげる。」と言われ、無理やり車に押し込まれそうになる。不振に思った小学生は何とか犯人から逃げ出したときに、「タクシーこども110番」ステッカーを 貼付したタクシーが通りかかり助けを求める。


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その間に犯人は不意に現れたタクシーに驚き逃走する。


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タクシー乗務員は泣きながら助けを求めてきた小学生を、後部座席に乗せ保護するとともに110番通報する。


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急訴事案発生の指令を受け、パトカーが到着。


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パトカー乗務員へ小学生を引き渡す。


怖い目にあったり、あいそうになったらタクシーに助けを求めることを普段からこども達にぜひ教えてあげて下さい。一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会では、この取り組みを継続的に推進してまいります。



■一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会
タクシーこども110番について
http://www.taxi-tokyo.or.jp/