高知尾翔さん|スマートクルーFile#001
2016年06月02日働くタクシードライバーを紹介する「スマートクルー」、第一弾は足立区にある日日交通の高知尾翔さん。建設現場作業員やテニスのインストラクターを経て、タクシー乗務員という道を選んだ高知尾翔さん、タクシー乗務員になってから、収入が安定してきたとか。今回は、プライベートなことも含めて、様々な角度から彼の話を聞いてみました。
―タクシー乗務員になったきっかけは?
学校を卒業したあと、建設現場の作業員をしていましたが、収入面に不安があったので、作業員を辞めたのちに、テニスのインストラクターと派遣社員のダブルワークをしていました。ただ、結婚して子供もできていたので、ダブルワークをしても収入面で厳しい。そんな時に、妻の父からタクシー乗務員を勧められ、意を決して乗務員になることを選びました。実は、義理の父も同じタクシードライバーで、今は義理の父ともども日日交通でお世話になっています。
―では、今は収入面で安定してきた?
はい。今では将来設計を立てられるほどに安定した収入を得ています。
―将来設計、お若いのに素晴らしいですね!将来の夢は何ですか?
こちらの会社で無事に勤めあげて、個人タクシーを開業することが当面の目標です。個人タクシーをやりつつ、妻とふたりで会社を開業したいですね。
―では、お仕事の内容について少し詳しくお伺いいたします。お仕事で印象的な出来事などはありましたか?
先日、乗務中に人が倒れているのを発見し、救助しました。乗務員になる際に教わった救命措置を思い出し、心臓マッサージを行い、その方は無事命を取り留めることができました。
―おおぉ、素晴らしい。いくら初任者研修で教わっていたとはいえ、実際に倒れている人を見かけたら、冷静に救命措置をとることなどなかなか難しいはずですよ。本当のプロフェッショナルですね。ところで、お仕事の営業範囲で、得意なエリアなどはありますか?
はい。私は都心部で営業するのが自分のスタイルになっています。やはり都心部では営業単価が高く、効率の良い営業ができます。また、ホテルのチェックアウト時間などを調べて、ホテルで付け待ちすることなどもします。
―なるほど、臨機応変な営業スタイルですね。やはり、義理のお父様から教わったことも多い?
いえ(笑)、義理の父からは仕事のことはあまり教わっていません。私は昼勤務、父は夜勤務という勤務体系の違いもあると思います。今の営業スタイルは、日日交通でのしっかりした研修をもとに、自分自身の経験で編み出したものです。
―そういえば先日、安全コンテストに会社代表で出場されたとか?
コンテストは足立区エリアのタクシー会社各社から選ばれた乗務員が集まっておこなわれました。運転技術だけでなく、接客や法令知識など、タクシー乗務員に求められる総合的なスキルが問われる内容で、かなり大変でしたが、何とか3位になることができました。日頃の成果をなんとか出せたかなと思います。
―ところで、趣味は何ですか?
以前インストラクターをしていたテニスは今でも続けています。また、最近では通勤に自転車を使っているのですが、その自転車も趣味のひとつです。
―テニスに自転車、とても健康的ですね。本日はどうもありがとうございました。
●PROFILE 高知尾翔(たかちおしょう)さん
日日交通株式会社
生年月日 1990年12月12日
血液型AB型
身長 171センチ 体重65キロ
タクシー乗務員歴 3年